こんにちは、巻です。今回は、クロスバイク(ジャイアントエスケープR3)のブレーキワイヤーとシフトワイヤー交換をしていきます。
- 交換する際に参考にした動画
- ブレーキワイヤーとシフトワイヤーの交換方法
前編では、交換に必要な道具やパーツ、交換する際の注意点や交換する理由について書きました。
↓【前編】交換前の準備編はコチラ
参考にした動画
正直、動画を見た方がわかりやすい笑 動画には勝てませんよ。いや、勝ち負けとかじゃないですね。
ブレーキワイヤーの交換動画
シフトワイヤーの交換動画
フロントディレイラーワイヤー
動画はロードバイクでの交換ですが、クロスバイクでも参考にできます。
リアディレイラーワイヤー
ブレーキワイヤーとシフトワイヤーの交換
今回、僕はブレーキワイヤー前後、シフトワイヤー前後の計4本のワイヤー交換を行いました。

やってみてわかった事は、ブレーキワイヤー前後とシフトワイヤー前後、ほぼ手順は同じ。
- ワイヤーをカット
- 車体からワイヤーを外す
- 新しいワイヤーの準備(カット/やすり/キャップ付)
- 新しいワイヤーの設置(インナー⇒アウター⇒バナナ)
- 六角でワイヤーを止める&エンドキャップ&調節
なので、今回この記事では後ろ側のブレーキワイヤーとリアシフトワイヤーの交換を紹介していきますよ。前側のブレーキとフロントシフトワイヤーはほぼ同じ要領で出来るので割愛します。
交換が初めての人は、上記写真のように作業前にワイヤーの通り道を全てスマホで撮影しておきましょう。これすごく大切です。
それでは、自転車素人の僕が実際に交換しているシーンを見ていきましょう。
ブレーキワイヤーの交換
まずは、ブレーキワイヤー交換からです。
後ろのブレーキワイヤーの交換所要時間は約1時間でした、前後合わせると2時間くらい。
1.ブレーキワイヤーをカット

↑ブレーキワイヤーをワイヤーペンチで切ります。(切らないとワイヤー取れません)
2.車体からワイヤーを外す

↑六角を使ってワイヤーを車体から外していきます。緩めたら、バナナを外しましょう。

↑ インナーワイヤーからアウターワイヤーを外します。

↑ ブレーキレバー近くのアウターワイヤーを外します。

↑ ブレーキレバー部分からインナーワイヤーを取る際は、上記写真のように溝を合わせれば簡単に外すことが出来ます。

↑ ブレーキレバーからインナーワイヤーを外します。

↑先程外した古いアウターワイヤーのエンドキャップを外しておきます。

↑外したもの全部です(インナーワイヤー忘れてる)。 これで外す作業は終わりです。
3.新しいワイヤーの準備(カット/やすり/キャップ付)

↑新しいアウターワイヤーを古い物に合わせてカット。(古い物の長さが正しい事が前提)
小さいワイヤーカッターだったりすると、切断面が潰れて修正に時間がかかる事があります。
写真は1本だけど、実際は2本(前後)なので2本とも一緒にやっておきましょう。

↑カットすると、内側の穴が潰れてることがあるので、千枚通しなどで穴を広げます。

↑切断面をやすりで削ります。
この作業を怠るとインナーワイヤーに干渉してブレーキの効きが悪くなることがあるようなので、尖っている部分がないか確認しながら入念に行いましょう。

↑グリスをアウターワイヤーの内側に塗ります。(本当は専用グリスがあるようですが、僕はチェーンの潤滑油…)

↑エンドキャップをつけます。これで新しいワイヤーの準備は完了です。
4.新しいワイヤーの設置(インナー⇒アウター⇒バナナ)
最初に言いましたが、外した時と逆の手順を行うだけです。

↑ブレーキレバーにインナーワイヤーを取り付けます。

↑この時、新しいインナーワイヤーの頭部分が尖っていてブレーキレバー部分にはまらなかったので、やすりで削ったところ入りました。

↑僕が買ったインナーワイヤーはロード(クロス)とマウンテンバイクに対応している物で、ワイヤーのお尻側は上記写真のようになっているのでカットします。

↑フロント部分のアウターワイヤーを取り付けてます。
ワイヤーがどこを通っているか前もって写真を撮っておくと良い。

↑後ろ側のアウターワイヤーも取り付けます。

↑バナナを取り付けます。バナナは屈折してますが、新しく買ったバナナは内側にグリスが付いており、インナーワイヤーを通しやすかったです。
5.六角でワイヤーを止める&調節

↑六角で車体にワイヤーを固定&調節します。

↑ワイヤーを適当な長さにカット(僕は六角固定部分から約5cmの所)して、ワイヤーキャップを取り付けます。

これで後ろ側のブレーキワイヤー交換完了です!前側も同じ要領で行いましょう。
シフトワイヤーの交換
次にシフトワイヤーの交換です。ブレーキワイヤー交換と手順は同じです。
シフトワイヤーもブレーキワイヤーと同様1本あたり1時間かかりました。
- ワイヤーをカット
- 車体からワイヤーを外す
- 新しいワイヤーの準備(カット/やすり/キャップ付)
- 新しいワイヤーの設置(インナー⇒アウター⇒バナナ)
- 六角でワイヤーを止める&エンドキャップ&調節
シフトワイヤーもワイヤーの通り道をスマホで撮影しておこう。
1.シフトワイヤーをカット

↑シフトワイヤーをワイヤーペンチで切ります。
2.車体からワイヤーを外す

↑六角を使ってワイヤーを車体から外していきます。

↑ インナーワイヤーからアウターワイヤーを外します。 写真はありませんが、ギア近くのアウターワイヤーも外します。

↑シフター(ギア部分)からインナーワイヤーを抜き取ります。反対側からワイヤーを押せば出ます。

↑外した長さの異なるアウターワイヤー2本(前後)です。エンドキャップも外しておきましょう。 これで外す作業は終わりです。
3. 新しいワイヤーの準備(カット/やすり/キャップ付)

↑新しいアウターワイヤーを古い物に合わせてカット。写真は1本だけど、実際は2本(前後)なので2本とも一緒にやっておきましょう。

↑ブレーキワイヤーの時と同じ要領で、千枚通しとやすりで切断面を綺麗にします。グリスもあればつけておきましょう。

↑ エンドキャップをつけます。これで新しいワイヤーの準備は完了です。
4. 新しいワイヤーの設置(インナー⇒アウター⇒バナナ)

↑シフターにインナーワイヤーを通します。

↑フロント部分のアウターワイヤーを取り付けます。

↑後ろ側のアウターワイヤーも取り付けます。

↑アウターワイヤーを通したら、所定の位置にインナーワイヤーをひっかけていきます。
5. 六角でワイヤーを止める&調節

↑六角で車体にワイヤーを固定&調節します。

↑ワイヤーをカットしてワイヤーキャップをつけます。

これで後ろ側のシフトワイヤー交換完了です!前側も同じ要領で行いましょう。

全部のワイヤーの設置が終わったら、ワイヤーの初期伸びがあるので張りを調整しましょう。をまた、試運転でブレーキの効き目とギア調整の確認を必ずしておきましょう。
クロスバイクのブレーキ&シフトワイヤー交換まとめ
- 意外とつまずく事なくスムーズに作業が出来た
- 作業時間合計は約4時間程(調査は4,5時間程)
- 初めての人はワイヤーの通り道をスマホで撮影しとく
- 小さい&錆びたりしているワイヤーカッターだと切断面潰れる
- パーツ費用は2,000円~2,500円程度
- 自転車修理専門店に頼むと8,000円~10,000円程度
- 出来なくなったギアチェンジが出来るようになった
- ブレーキが効くようになった(シューの調整だけでは限界だった)
- 新しい不備が見つかった(チェーンの緩み)
以上、クロスバイクのワイヤー交換をしたいと思っている人の参考に少しでもなれば幸いです。
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