こちらの記事では、Uber Eats等フードデリバリーの閑散期はいつなのか?稼げないのか?
2024年も現役の配達員である筆者の収入データを使って繁忙期と閑散期の比較検証、また、対策について解説しています。
- 閑散期は稼げないのか?
- Uber Eatsの閑散時期
- 繁忙期と閑散期の売上の比較
- 閑散期の対策
上記の事について解説しています。
こんにちは、配達パートナーの巻(maki_work5)です。
この記事を書いている筆者も埼玉エリアで現役の配達パートナー(2023年は4年目)をしているので、実際の経験を踏まえて紹介しています。
フードデリバリー配達パートナー(Uber Eats/Wolt/出前館/menu)。クロスバイクからバイク(ハンターカブ)に乗り替えて埼玉エリアで配達。主にさいたま市内で稼働。2019年6月から開始、今も現役。 週に3~5日程、40~80件(筆者の直近Uberの売上について)。
【注意点】
筆者は2019年からフードデリバリーをしていますが、
専業ではない為(専業に近い時期もあったけど)データに多少ムラがあるので、
参考程度にみていってくださいね。
まずは、Uber Eatsの閑散期と繁忙期の比較の結論を見てみましょう。
Uber Eatsの閑散期と繁忙期の比較結論
項目 | 閑散期 (4~6月) | 繁忙期 (7~8月) | 差 |
---|---|---|---|
時給換算 | 1,822円 | 2,283円 | 時給差 約460円 |
配達件数 | 235件 2,17件/時間 | 260件 3,05件/時間 | 25件 約1件/時間差 |
- 閑散期は4-6月、9-10月
- 閑散期は稼げない訳ではない
- 時給換算だと460円の差
- 筆者の閑散期の時給は1,822円
- 1時間に1件の差(繁忙期3件/H、閑散期2件/H)
これはUber Eatsに限らず、他のフードデリバリーにも言える事かと思います。
詳細については下で解説しています。
次に、Uber Eatsの閑散期についておさらいしておきましょう。
Uber Eatsの閑散時期はいつ?
Uber Eatsや他のフードデリバリーの閑散時期は一般的に以下の時期となっています。
- 4月~6月(春)
- 9月~10月(秋)
外で過ごしやすい気候の時期(春や秋)がフードデリバリーの閑散時期と言われています。
繁忙期はこの逆で、
- 7月~8月(夏)
- 11月~3月(冬)
- ゴールデンウィーク
- 春休み・夏休み・冬休み時期
外に出たくない気候の時期(夏や冬)となっています。
また、GW(ゴールデンウィーク)や学生の長期休み(春休み・夏休み・冬休み)も繁忙期となります。
閑散時間帯もついでに把握しておこう
ちなみに1日の閑散時間、繁忙時間ですが、
- 9時~11時
- 13時~17時
- 20時以降
- 11時~13時
- 17時~19時
となっています。
あくまで目安なので、20時以降に繁忙時間と同じくらいなる時もあります。
筆者の体感では、17時~19時>11時~13時>20時以降(特に21時以降)>13時~17時>9時~11時で注文が入りやすいという印象。
Uber Eatsや他のフードデリバリーの閑散期は稼げない?
『フードデリバリーの閑散期は稼げない』と聞くことが多いですよね。
おそらく閑散期は過ごしやすい気候の為、注文者は外で食事をする傾向があり、配達する人も自転車やバイクに乗りやすいから配達に出る、需給(注文量と配達員の数)のバランスが悪くなってしまうのでしょう。
ここら辺は皆さんわかっていますよね。
時間1件しか稼げてないぞ、ヤバい‼
2時間も無音だ…
なんてつぶやきをtwitterで見かけます。
でもこれって本当なのか?
筆者もそんな気はしていましたが、実際に自分のデータを元に計算をした事ないので、今回データで繁忙期と閑散期を比較してみる事にしました。
Uber Eatsの閑散期と繁忙期の売上を時給換算して比較検証
今回使用するデータは、メインで行っているUber Eatsの売上データを使用します。
比較するデータは2022年4月~6月の閑散期、7月~8月の繁忙期を比較します。
比較方法ですが、オンライン時間や合計売上、配達件数、時給換算して比較します。
また、プロモーション(インセンティブ)も含めて計算しています。
閑散期の時給換算
筆者の閑散期の時給換算すると、平均1,822円という結果が出ました。
月日 | 週の売上 | オンライン時間 | 時給換算 |
---|---|---|---|
4/25-5/2 | 20,790円 | 11H | 1,909円 |
5/2-5/9 | 70,060円 | 33H | 2,123円 |
5/9-5/16 | 20,390円 | 13H | 1,568円 |
6/6-6/13 | 29,492円 | 20H | 1,474円 |
6/13-6/20 | 20,839円 | 15H | 1,389円 |
6/27-7/4 | 39,527円 | 16H | 2,470円 |
合計 | 201,098円 235件 | 108H | 10,933円 |
閑散期 平均時給 | 1,822円 |
4/25-7/4に埼玉エリアにて自身のアカウントにて配達した際の報酬記録です。(※ 報酬は時間、地域、プロモーションによって異なります)
時給換算すると2,000円を越える週もありますが、ややムラがある印象。
時給が1,500円以下になる事もチラホラ…
繁忙期の時給計算
筆者の繁忙期の時給換算すると、平均2,283円となりました。
月日 | 週の売上 | オンライン時間 | 時給換算 |
---|---|---|---|
7/11-7/18 | 35,463円 | 16H | 2,216円 |
7/18-7/25 | 23,532円 | 11H | 2,139円 |
7/25-8/1 | 38,368円 | 17H | 2,256円 |
8/1-8/8 | 23,579円 | 9H | 2,620円 |
8/8-8/15 | 35,380円 | 16H | 2,211円 |
8/15-8/22 | 36,145円 | 16H | 2,259円 |
合計 | 19,2467円 260件 | 85H | 13,701円 |
閑散期 平均時給 | 2,283円 |
7/11-8/22に埼玉エリアにて自身のアカウントにて配達した際の報酬記録です。(※ 報酬は時間、地域、プロモーションによって異なります)
一歩繁忙期は、安定して時給2,000円を上回っていますね。
Uber Eatsの繁忙期と閑散期の時給換算比較
項目 | 閑散期 (4~6月) | 繁忙期 (7~8月) | 差 |
---|---|---|---|
時給換算 | 1,822円 | 2,283円 | 時給差 約460円 |
売上合計 | 201,098円 | 19,2467円 | 売上差 8,500円 |
オンライン時間 | 108時間 | 85時間 | 時間差 23H |
配達件数 | 235件 2,17件/時間 | 260件 3,05件/時間 | 25件 約1件/時間差 |
筆者のデータからだと、閑散期と繁忙期の時給差は約460円、配達件数は1時間に1件の差、同じ額を稼ぐのに20時間程(約1日)の差が出ました。
配達件数の合計が違うので売上合計の比較はあまり意味がないので省略します。
確かに差は出ましたが、閑散期でも稼げない訳ではない印象です。
Uber Eatsの閑散期はいつ?時給換算して比較検証まとめ
- 閑散期は4-6月、9-10月
- 閑散期は稼げない訳ではない
- 時給換算だと460円の差
- 筆者の閑散期の時給は1,822円
- 1時間に1件の差(繁忙期3件/H、閑散期2件/H)
閑散期と繁忙期の時給差が460円は正直あるとは思います、ちょうど時間1件分の差ですね。
また閑散期は繁忙期と同じ額(20万円)を稼ぐのに約20時間多く稼働しなければならないという結果となりました。
それでも全く稼げない訳ではなかったですね、時給2,000円を下回ってしまっていますが…
補足ですが、フードデリバリーは地域によって注文数が大きく異なりますし、クエストの当たりはずれで多少数字は変わってくるかとは思うので、あくまで参考程度に。
また、筆者はUber Eatsをメインに稼働しながら、他のフードデリバリーを掛け持ちで稼働しているので、売り上げはこれだけではありません。
どうすれば、繁忙期との差を埋められるか、次はそれを解説していきます。
フードデリバリー閑散期の対策
- フードデリバリーを掛け持ち
- 雨の日にガッツリ稼働する
- 現金払い対応する
- 需要の多いエリアへ移動する
- 別の仕事を兼業する
この5つを上手く掛け合わせて暇な時間を無くします。
①フードデリバリーを掛け持ちする
皆さん既にやっているかもしれませんが、フードデリバリーを掛け持ちします。
さらに各社のインセンティブを使い分けて上手に稼ごう
筆者はUber EatsメインにしながらWoltや出前館を隙間に上手く稼働させているよ。
インセンティブ(特別報酬)が良い会社を優先して稼働します。
地域の需給や
インセンティブによって
掛け持ちスタイルを変えていこう
- 週末…Uber Eatsと出前館
- 雨の日…Uber EatsとWolt
- 平日…Uber Eatsと出前館とWolt
例えば、雨の日は雨の特別報酬が出るUber EastとWolt、天気の良い週末はUber Eatsと出前館、平日は全て稼働させるなど。
地域の需要と供給によって掛け持ちスタイルは変わってくるかと思います。
⇓Uber Eatsと出前館はどっちが稼げる?
⇓各フードデリバリーの特徴について解説している記事はコチラ
②雨の日にガッツリ稼働する
暇な平日の稼働数を減らして雨クエなどの特別報酬が出る時に集中して稼働する方法です。
筆者は基本雨の日は確実に稼働しているよ。
雨の日はUber Eatsから高確率で雨クエが出るのでそれをしつつ、雨クエが終わり次第Woltの稼動に変更。
Woltに限らずmenuも雨の日ブーストが出るので、そちらでも良いかと思います。
↓雨の日にwoltを稼働した収入を一部ですが公開しています
③現金払い対応する
Uber Eatsの話になりますが、現金払いをしている注文者は約2割程度です。
これに対応する事で注文数を増やす事が出来ます。
(出前館にも現金払いアリで選択式、Woltは現金払い対応必須となります)
⇓Uber Eats配達の現金払いは儲かる?メリットとデメリット&仕組み
⇓Uber Eatsの現金対応アイテム(お釣り/コインケース/ウエストポーチ)と運用
④需要の多いエリアへ移動する
例えば埼玉でいつも稼働している人であれば、都内へ移動する。
簡単な事ではないですがシンプルな対策で、これを実践している配達員は多くいます。
ただし、Uber Eatsは県をまたぐと地域によってはクエストがカウントされなくなるので気をつけましょう。(埼玉から都内ならクエストはカウントされます)
⑤別の仕事を兼業する
フードデリバリーではない仕事を兼業する方法。
最近はこのスタイルも増えてきている印象です。
軽貨物の人なら、フーデリに加えてアマゾンフレックスなどの配送業。
筆者で言うならブログを運営しています。(あまりお勧めしませんが…大変なので涙)
空いた時間に新しい事にチャレンジするのも良いかなと筆者は思います。
閑散期の稼動のお役に立てれば幸いです。
コメント