こんにちは、フーデリの配達をしている巻(maki_work5)です。
この記事を書いている筆者も埼玉エリアで現役の配達員をしているので、実際の経験を踏まえて紹介しています。
こちらの記事では、
- レインウェアの撥水復活方法
- 参考にした動画
- 洗濯~撥水加工~熱処理の手順
- 撥水処理後の違いを画像で検証
- 撥水の復活に必要な物について
上記5点について解説していきます。
配達パートナーにとって雨の日は稼げるチャンスですが、長時間配達を行うとどうしてもレインウェアがびちょびちょに…
こうなると雨の日の配達がしんどくなってしまうので、雨の日でも快適に稼働できるようレインウェアの撥水を復活させましょう。
筆者も雨の日稼動は積極的におこなっていて、よくびちょびちょになっていたよ。
↓雨の日に配達をする為のアイテムについて
↓雨の日に配達をするメリットとデメリット
フードデリバリー配達パートナー(Uber Eats/Wolt/出前館/menu)。クロスバイクからバイク(ハンターカブ)に乗り替えて埼玉エリアで配達。主にさいたま市内で稼働。2019年6月から開始、今も現役。 週に3~5日程、40~80件(筆者の直近Uberの売上について)。
撥水加工させるレインウェアと撥水加工剤について
今回は、レインウェア2着(finetrack製品とmont-bell製品)に、撥水加工剤2種(finetrack製品とNIKWAX)を使って撥水の復活を試みました。
- fine trackの撥水加工剤 → fine trackのレインウェア
- NIKWAX撥水加工剤 → mont-bellのレインウェア
NIKWAXは大抵のレインウェアに使用出来そうだし、オススメです。
先に結論:撥水加工でほぼ撥水は復活
【初めに結論】
撥水加工で8割程度復活
finetrackのレインウェアは、古く(4,5年前くらいに購入)ても8割程度は復活しました。
mont-bell(2年前くらいに購入)も同様、部分的に浸みる部分があるのものの、8割程度の復活といった感じです。
ウェアが古かったり、摩擦等のダメージや汚れがあると撥水の復活は弱くなります。また、洗濯後に洗剤が残っていても撥水の復活は弱くなります。
ちなみに、モンベルのレインウェアにfinetrackの撥水加工剤を使用したところ、ほとんど撥水の復活は見られませんでした。
レインウェアと撥水加工剤の相性もあるようです。
さっそく、撥水加工前と加工後の違いをみてみましょう。
レインウェアの撥水復活前と処理後の違い
finetrackのレインウェアとfinetrackの撥水加工剤
左が『撥水加工前』で、右が『撥水加工後』。
ちょっと見づらいんですが、撥水加工前は素材に水が浸みてテカテカになっています。
撥水加工後は撥水していて水玉が見れます。
もう少し大きい画像でみてみましょう。
撥水復活前のレインウェア
腕部分は水を弾いていますが、ロゴ下の胸あたりは水が浸みてしまっています。
腕の部分以外は全体的に水が浸みこんでしまっていました。
撥水復活後のレインウェア
撥水加工前は、ロゴ下の胸部分は水が浸みこんでいましたが、撥水加工後は水を弾いているのがみてとれます。
次に、mont-bellの撥水加工前と後で違いをみてみましょう。
mont-bellのレインウェアとNIKWAX撥水加工剤
撥水加工前は、水が浸みてテカっていますし、全体的に水分はベタっとしていて水滴があまり見られません。
撥水加工後は、全体的に水滴を見る事ができて撥水していることがわかります。
パンツに関しては、撥水加工前は弾いている部分もありますが、股間あたりが水で浸みてしまっているのがわかります。
撥水加工後は全体的に水を弾いているのがわかります。
撥水復活前のレインウェア
ウェアに水分が浸みていて、水滴が見られません。
パンツ(mont-bell)に関しては、部分的に水が浸みこんでしまっています。
撥水復活後のレインウェア
水を弾いているのがわかりますね。
パンツ(mont-bell)も同様、水が浸みこんでいた部分も撥水が復活しているのが分かります。
ただ、実際に使用してみると、パンツのお尻部分はいつもバイクに座って摩擦が起きているからかしばらくすると浸みてきてしまいました。
撥水がしっかり復活しているのがわかったら、次にレインウェアの撥水復活方法を実際にみていきましょう。
レインウェアの撥水復活方法
レインウェアの撥水を復活させるために必要なものについてや、撥水加工の手順について解説します。
レインウェアの撥水復活に必要な物
撥水効果を復活させるために必要な物は以下の通りです。
- 撥水加工剤
- 洗剤(中性)
- バケツ(桶)
撥水加工剤
NIKWAX
この記事でお勧めする撥水加工剤です。
コスパ良く効果もしっかりと確認できますし、大抵のレインウェアに使用できるかと思います。
サイズ展開もされているので、一度小さい物で効果を確認出来たら大きいサイズを購入するとよりコスパよく利用できますね。
レインウェアによっては専用の撥水加工剤を使用してねと注意書きされているものもあるから確認してね。
ウォーターリペル(fine track)
fine trackのレインウェア専用?の撥水加工剤。
finetrackのレインウェアだと効果を得られましたが、finetrack製品以外に使ってもあまり良い結果は得られませんでした。
洗剤(中性)
中性の洗剤であればいつも使用しているものでも良いかと思います。
バケツ
レインウェアを手洗いする時や撥水加工剤に漬けておく時に使用します。
参考にした動画
文章だとめんどくさいという方はコチラをどうぞ。
レインウェアの撥水復活の手順
おおまかな流れは以下の通りです。
- 洗剤を使って洗濯(手洗いOK)
- 撥水加工剤に漬け置き
- 日陰で自然乾燥
- 熱処理(コインランドリーの乾燥機)
- STEP①洗剤を使って洗濯する
通常の洗濯でも大丈夫ですが、やさしめ設定で洗ってあげると良いです。
- STEP②撥水加工剤にレインウェアを漬けておく
撥水加工剤の使用方法通りの割合で撥水加工剤を薄めてレインウェアを漬けます。
今回のNIKWAXの使用量は、レインウェア上下分、3Lの水に対して30ml。
漬け置き時間は、撥水加工剤の使用法に従いましょう。
- STEP③日陰で乾かす
直射日光の当たらない場所で陰干しします。
- STEP④レインウェアに熱処理をする
温度設定がある場合は、低温で10~20分程行いましょう。
- STEP⑤撥水加工完了!!
レインウェアの撥水を復活させてみたまとめ
- お勧めの撥水加工剤はNIKWAX
- レインウェアが古くて劣化しててもそれなりに復活する
- レインウェアと撥水加工剤の相性アリ
- 洗濯とすすぎ、熱処理が重要
- レインウェアはかけて保管がお勧め
今回は、よくある撥水復活方法で試してみましたが、2着とも8割程度の復活となりました。
お勧めの撥水加工剤はNIKWAXです。
レインウェアにダメージがあったり、汚れがあると完ぺきには復活しませんが、それでも復活はします。
筆者の場合、摩擦があった部分はやはり浸みてしまいました。(撥水加工の問題というよりはレインウェアの問題もある)
モンベルのレインウェアにfinetrackの撥水加工剤を使用してもあまり効果を得られなかったことからウェアと撥水加工剤の相性もあるかと思います。
また、洗濯をしてしっかりと汚れを落とす事で撥水加工されやすくなりますし、洗剤が残っているとコーティングされずらくなるのでしっかりすすいで洗剤を落とす事も大切です。
最後にレインウェアの保管方法ですが、かけて保管する事をお勧めします。
レインウェアはコンパクトにできる事が多いのでくるんだり畳むことがあるかと思いますが、そうすると撥水能力が落ちてしまうのでできるだけ避けましょう。
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